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【アンケート調査】学生に部屋を貸して後悔したポイント5選|ランキング形式で紹介

受験生にとって年末〜1・2・3月にかけて受験勉強で忙しい時期ですが、現在住む家から通えないなどの理由がある場合は下宿先を探す必要もあります。
しかし親元を離れた開放感により、騒音やマナー違反などのトラブルを起こす学生がいるのも事実です。

「自分が経営する賃貸に住んでいる学生がトラブルを起こしたらどうしよう」

こうした不安は過去の事例と対策を知ることで払拭されます。そこで今回は、学生に部屋を貸したことがある「不動産オーナー」または「賃貸管理会社の社員」の方100名にアンケートを実施。トラブルの内容と合わせて対策も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

目次

学生に部屋を貸したときのトラブル5選

学生に部屋を貸したときのトラブル5選出典:GMO賃貸DX WEBメディア編集部独自調べ(N=100)

学生に部屋を貸した際に経験したトラブルランキングは以下のとおりです。

  • 第1位:近隣住人に迷惑をかける(不快感をあたえる)
  • 第2位:ルールを守らない
  • 第3位:部屋を汚された
  • 第4位:家賃の滞納
  • 第5位:その他

賃貸は集合住宅である、ことの意識が薄いために起きるトラブルが上位を占める形となりました。

それぞれの詳細を見ていきましょう。

第1位:近隣住民に迷惑をかける(不快感をあたえる)

親元を離れた開放感からか「夜中まで騒ぐ」「昼夜問わずギターの練習をする」などの行動から起こる騒音トラブルが多発しているようです。

同じ空間内に親や兄弟など自分以外の人がいる場合は、音のボリュームなどにも注意を払いやすいでしょう。しかし賃貸の場合は、借りている部屋の中に自分以外の人は存在しません。そのため実家にいた時よりも友人を呼びやすく、また好きな時に好きな行動を取りやすい傾向にあります。

これまであまり自由の利かない親元で生活していたのなら尚更、一人暮らしの開放感によって羽目を外しすぎるといったことも考えられます。そのため学生を受け入れる場合は、「集合住宅であり、他の人も生活していること」、「意外と音は響くこと」の説明が必須です。その上で「友人を呼んで夜中まで騒ぐと近隣住民に迷惑になる」といった具体例を出して、トラブルを未然に防げるような対策を取りましょう。

第2位:ルールを守らない

多くの方が回答に挙げていたのが「ゴミ出しのルール」についてです。入居時に説明をしているにもかかわらず「指定の曜日を守らない」「ゴミの分別ができていない」といったトラブルが起こりやすいようです。

親元にいる際は知らない内に親が分別してくれていたため、学生自身がゴミの分別について詳しく知らないことはよくあるケースです。さらに住む地域が変わり、ゴミ出しルールが大きく違う場合は、「どのゴミをいつ出すのか」と迷う学生がほとんどでしょう。

「何でも燃えるゴミで出しておけばOK」「いつでも捨ててOK」といった誤認識は後々のトラブルの元となるため、入居時までに正しておく必要があります。入居前に事細かな説明ができれば良いのですが、あまり時間を割いてもらえない可能性もあります。そのためゴミの分別やゴミ出しのルールに関するお知らせを作っておいて、必ず入居時に説明を行い渡すようにしておきましょう。

第3位:部屋を汚された

部屋の使い方に問題があるケースも多く聞かれました。学生の中には「賃貸=自分のものではない」といった認識から汚しても問題ないと勘違いしている人も少なからずいるようです。酷い場合には壁にペンキを塗っていたり、一部をDIYしていたりするといった声もありました。

原状回復を契約書に盛り込んでいたとしても、「いざ費用が発生するとなると納得してくれずに未払いのまま退居された」といったパターンも珍しくありません。部屋の改造や損傷は、次の契約者が見つからないといった、家賃収入を得る上での重大な問題に発展する可能性があるため、契約時には丁寧な説明と念押しを行いましょう。

また「大きな破損や改修が合った場合は、修繕費用を請求する」といった念書を作成して、サインしてもらうのもトラブルを未然に防ぐのに効果的でしょう。

第4位:家賃の滞納

入居後、しばらくしてから家賃を滞納し始める人もいるようです。昨今では家賃の回収は引き落としがメインという賃貸が多いのではないでしょうか。毎月、自動的に定額の引き落としが設定できるので、とても便利なシステムですが、そのメリットを発揮するのは口座の残高が十分にある時だけです。

残高不足で引き落とし日を迎えてしまうと、引き落としがされずに振込対応となります。なかなかお金に余裕がない学生は督促でもされない限り、自ら入金に動くことは少ないかもしれません。そのため引き落としの口座は、親名義の口座に設定してもらうのをおすすめします。

また家賃保証会社は入っておいた方が良いでしょう。万一、入居者が家賃を滞納した場合に家賃保証会社が立て替えから回収までを行ってくれます。つまり、家賃の滞納が発生しても大家さんは何もしなくて良いということになります。

学生はお金がないことが多いため、何度も家賃の督促を行うのは気分が滅入るものです。しかし大家側としても、家賃が滞ると収入が減るため生活に困ります。滞納がなく、安定した家賃収入を得続けるためにも、家賃保証会社は入っておくべきだといえるでしょう。

第5位:その他

その他の回答には「設備の破壊」や「途中退居」による損害の声が挙げられています。

設備の破壊はお風呂やトイレなど、水回り関係が多いようです。なかには階下にまで水漏れしたために損害賠償を請求されたといった内容もあります。損害賠償分は保険で対応したようですが、水漏れをおこした部屋は、フローリングの張り替えが必要な状態であったため、修繕に高額な費用がかかったようです。

こうした際に助けとなるのが火災保険の存在です。火災保険は任意の保険ではありますが、「火災保険の加入が入居の絶対条件」といった条件を掲げている賃貸も特段、珍しくはありません。

水漏れなどのトラブルが起きた場合に、入居者から修繕費を回収できれば良いですが、高額になればなるほど簡単にはいかないでしょう。しかし火災保険に入っていれば保険で賄えるため、修繕費を払う払わないといったさらなるトラブルを生む可能性が低くなります。そのため、「火災保険に入らない場合は入居を拒否する」といった強気の姿勢でいるのも必要なことかもしれません。

また近隣住民とのトラブルや、退学などの理由により途中退居する学生もしばしば見られます。学生専用アパートを経営している場合は年度の途中で退居されると、翌年の4月まで入居者が来ない可能性が高くなります。つまりその間は無人の部屋を保有していることになるのです。もちろん家賃収入もなくなるため、大家さんには大きな損害が発生します。

学生マンションの経営は2~4年サイクルで入退去を繰り返していくため、収入が安定しやすいです。しかし途中退居のような急にできた穴には弱いため、入居対象者の間口を広げることも視野に入れておくと良いでしょう。

トラブル解決に関連する記事①:騒音注意文の正しい書き方や例文を紹介|騒音トラブルを一刻も早く沈静化させるために知っておくべきポイントとリスク

学生入居者によるトラブルを放置するとどうなる?

学生入居者によるトラブルを放置しておくと、以下のような事態に陥ることが考えられます。

  • 他の入居者が退居する
  • 家賃収入が減って経営が厳しくなる
  • 警察沙汰になり、良くない噂が広まる
  • 新規の入居者が集まりづらくなる

賃貸経営は家賃収入を得てこそ成り立ちます。そのため「トラブルを起こす学生でも入ってもらえるだけありがたい」という気持ちに陥りがちです。しかし他の入居者が退居しては意味がありません。

目先の利益にとらわれていては、将来得るはずだった収益を取りこぼしてしまうことになるかもしれません。該当の学生だけでなく、他の入居者が快適に過ごせるための環境作りを第一に考えた対策が不可欠です。

トラブル解決に関連する記事②:騒音の発生主を強制退去させる方法|騒音トラブル対処時の注意点も解説

まとめ

学生に部屋を貸す場合は、賃貸は集合住宅であることを理解してもらう必要があります。壁一枚向こう側では別の入居者が生活していることを認識してもらい、皆が快適に過ごすためにはルールを守る必要があることを意識してもいましょう。

大家さんや管理会社は、入居者に快適な居住空間を提供しなければいけません。あまりにトラブルが続くようであれば、親御さんと相談して引っ越しを検討してもらうことも念頭に置いておきましょう。

こちらの資料は無料なので、ぜひお気軽にダウンロードしてみてください。

関連資料:不動産管理会社が業務効率化を図るには?

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