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【アンケート調査】賃貸オーナー必見!入居者が退去する理由5選(実際の声も紹介します)

所有物件(管理物件)の退去率が高いor下げたいと思っていても、退去者から退去の理由を直接聞けず、何をどのように対策したらいいのか分からず困っている事はありませんか?
このページでは、そんな賃貸オーナーのために、入居者が生活環境の変化(進学・就職・結婚など)以外で引っ越しをした理由をアンケート調査(Webアンケート100名)。
引っ越しの理由として多いモノからランキング形式で紹介いたします。
この記事を読めば、退去の理由はもちろん、退去率を下げるヒントが得られます!

目次

入居者が退去した理由5選

出典:GMO賃貸DX WEBメディア編集部独自調べ(N=100)

アンケートの結果、退去の理由として上位5つには以下が挙げられました。

  • 第1位:前より条件の良い物件を見つけたから
  • 第2位:他の入居者・オーナー・管理会社とのトラブル
  • 第3位:設備に不満があった
  • 第4位:騒音問題
  • 第5位:部屋の広さに不満

貸主側で今すぐ改善できそうな項目や、多少時間はかかる可能性がある項目も並んでいますが、実際はどうなのでしょうか。

各項目の詳細を確認していきましょう!

第1位:前より条件の良い物件を見つけたから

入居中の物件よりも、条件の良い物件が見つかったのなら退去されても仕方ないと、考えてしまいがちですか、本当にそうでしょうか…?

「より良い物件が見つかった」と回答した方の「より良い」とは、具体的にどんな事でしょうか?

入居者は賃貸物件のどの部分を見て、良し悪しを判断しているのでしょうか?

実際のアンケート回答から確認してみましょう!

<実際のアンケート回答>

東京都 女性 46歳
以前住んでいた家も便利な場所ではあったのですが、もっと地元に近く、大きな駅にも近い物件があったので引っ越しました。また以前の家は半地下で、少し不衛生だなと思う面もあったのですが、日当たりも良い物件が見つかったので、転居しました。

東京都 女性 36歳
前に住んでいた物件も悪くはなかったのですが、それよりも良い条件で駅に近く、なおかつ家賃もあまり変わらない家を見つけたのでそちらに引っ越しました。トータルして住環境が良くなったし、生活リズムも整い暮らしやすくなったので満足しています。

千葉県 女性 45歳
住んでいた部屋と同じような間取りなのに賃料は安く、さらに駅から近い物件を見つけたので更新をきっかけに引っ越しを決めました。旧アパートの大家さんはあまり愛想がなく、印象が良くなかったというのも引っ越しを決めた理由の一つです。

アンケートから多かった回答を紐解いてみると、「良い条件」は以下の4つと言えそうです。

  • 賃料
  • 間取り
  • 最寄り駅までの距離
  • 地震に強い工法

また、上記の条件が同じ場合は・インターネット無料・水道無料(家賃に含まれる)、といった条件の賃貸物件が評価される傾向がありました。

加えて、退去は更新に合わせて決められることが多かった為、賃料に合わせて更新料も検討の余地があるといえます。

第2位:他の入居者・オーナー・管理会社とのトラブル

集合住宅に住んでいる以上、ある程度のトラブルは仕方ありません。

アンケート回答者もその点については理解しているようですが、クレームを入れてもトラブルが解消されなかった場合は、高確率かつ短期間で退去につながるようです。

入居者から改善の要求があった場合は、できるだけ早めに対応するようにしましょう。

関連記事:強制退去させることができる理由|大家が賃貸トラブルに備えておくべきこと

第3位:設備に不満があった

間取りや設備への不満は賃貸住宅である以上、ある程度仕方ない事かと思います。ですが、退去してしまうほどの不満とは、どのようなことでしょうか。

アンケートから読み解ける退去につながる設備の不満には、大きく以下の2つがありました。

  • 水回りに関する不満
  • キッチンに関する不満

また、設備に不満を持っている方は家賃が安いと感じていても、退去を選択する傾向がありましたので、上記に該当する物件は対策を講じる必要がありそうです。

<実際のアンケート回答>

神奈川県 女性 40歳
家賃は安かったけれど、都市ガスではなくLPガスだったのでガス代がとても高くついてしまったのと、建物が古かったので隣の騒音なども良く聞こえたのでそれがストレスになって暮らしていくのが嫌になってしまったから。

山梨県 女性 38歳
今回の住まいは立地がよかったのですが、設備主にバス・トイレに不満があったのでもっと条件が良いところを探していました。今の住まいには満足しています。

大阪府 女性 42歳
以前借りた物件はコンロがガスではなく電気コンロで、なかなかフライパンが温まらずに煮物とかも時間がかかったので、ガスコンロを置ける所に引っ越しました。あと安い物件だったけど、冬場は結露が酷くて2年契約の前に引っ越す羽目になりました。

第4位:騒音問題

他の住人の生活音や、周辺の騒音など、思っていた以上にうるさいと感じる方が退去してしまうのは納得できますが、家賃の安さからある程度は覚悟していたと回答した方も最終的には退去されている事から、音に関する問題は退去につながりやすい問題といえます。

<実際のアンケート回答>

北海道 男性 35歳
予想していた以上に壁が薄く、上下左右の住人の生活音が聞こえてくるので精神的に辛い状態でした。家賃の安さで選んだので多少の問題があるのは仕方ないと思っていましたが、音に苦しめ続けられるのに耐えられなくなり、引越しを決意しました。

関連記事:騒音注意文の正しい書き方や例文を紹介|騒音トラブルを一刻も早く沈静化させるために知っておくべきポイントとリスク

第5位:部屋の広さに不満

部屋の広さに不満を感じたと回答した方の約70%は部屋の広さよりも、収納スペースに不満を持っていると回答しており、物件の収納スペースが退去の原因になる傾向があることが分かりました。

アンケート回答には、「物が増えると思って、あらかじめ広い部屋を契約した」「こんなに物が増えるとは思っていなかった」のどちらの場合でも、収納を原因として退去したパターンがあり、入居者の想定の有無に関わらず退去に至ってしまう現状が予想できます。

収納を増やせば、部屋が狭くなってしまうため、明確な答えのない問題といえるかもしれません。

退去者を減らすために今すぐできる事

物件の退去者を減らすためには、アンケート結果より「家賃を見直す」「トラブルはすぐに対応する」の2点が、今すぐできる事として挙げられます。

家賃を見直す

入居者は駅周辺で条件の近い物件を比較しながら入居先を選んでいますので、所有物件と近い条件の物件(家賃・間取り・工法など)を比較し、家賃を適正な価格に見直すことで退去者を減らすことができるかもしれません。

トラブルはすぐに対応

入居者は多少のトラブルは仕方ないと考えている一方で、「改善の要望」「クレーム」が聞き入れられなかった場合、次に取る行動は「退去」となってしまう傾向がアンケート結果から読み取れます。

無理難題に応える必要はありませんが、妥当性のある要望には、すぐに対応することで退去を減らせるかもしれません。

騒音問題など、本当に問題が発生しているのか確認できない場合は、録音・撮影を依頼するなど確認方法・解決方法をマニュアル化することも方法の一つといえるでしょう。

まとめ

入居者が退去するには、さまざまな理由がありますが、なかには対処できる原因があることがわかりました。

今回のアンケート調査を契機に、所有物件や入居者の満足度を改めて見直す事で新しく見えてくる事もあることでしょう。

改善を続けて満室経営のキッカケとしていただければ幸いです。

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