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【アンケート調査】不動産オーナー必見!入居者募集に効果的なSNS 5選

入居希望者が賃貸物件を探す手段といえば、これまでは大手ポータルサイトでの検索が主流でした。しかし、最近では若い世代を中心にSNSで物件を探す人が増えており、不動産オーナーもさまざまなSNSを駆使して入居者を募集しています。

今回は、入居者募集で使っているSNSと入居者が重点的にチェックしているポイントについて、全国100名の不動産オーナーにWebアンケートを実施しました。どのようなSNS発信が効果的なのか、確認していきましょう。

目次

入居者募集で使っているSNS


出典:GMO賃貸DX WEBメディア編集部独自調べ(N=100)

入居者募集で使っているSNSについてアンケート調査した結果は、以下の通りです。

第1位:X【旧Twitter】(25.4%)
第2位:Instagram(21.1%)
第3位:YouTube(17.7%)
第4位:LINE(14.2%)
第5位:Facebook(12.1%)

上位では多少の差はありますが、圧倒的に支持されているSNSは存在しませんでした。ただし、各SNSには異なる特徴があるため、不動産オーナーはそれぞれの特性を活かして入居者を募集していると考えられます。

以下では、各SNSがどのように活用されているのか、SNSごとの特性をふまえて解説します。SNSを活用して入居者を募集する際の参考にしてください。

第1位:X(旧Twitter)

入居者募集で最も利用されているSNSは、「X(旧Twitter)」という結果でした。

X(旧Twitter)は「ポスト」と呼ばれる文章をメインに展開されるSNSで、高い拡散力があるのが特徴です。文章だけでなく画像や動画をポストすることもでき、「いいね」や「リポスト」によって多くのユーザーに情報が拡散されます。

反応の良いポストは爆発的に拡散され、一度「バズる」とフォロワーの少ないアカウントでも一気に注目を集めることが可能です。

こうした拡散力の高さにより、物件を探している人に情報を届けやすいことがX(旧Twitter)の大きなメリットだといえるでしょう。

第2位:Instagram

第2位には「Instagram」が続きます。

写真や動画の投稿が必須のInstagramは、視覚的に物件の魅力を伝えるのに適したSNSです。ビジュアルで訴えかける情報は文章よりも分かりやすく、ユーザーの興味を強く惹きつけることができます。

「インスタ映え」と呼ばれるオシャレな写真を掲載し、見る人に「この部屋に住む自分の姿」や「オシャレな生活を送る未来」を具体的にイメージさせやすくなるのが特徴です。

ストーリーやリール動画では、物件の内装・外観・周辺の風景などの魅力的なシーンを強調して編集することで、短時間で効率的に情報を提供できる点もInstagramのメリットです。

第3位:YouTube

第3位にランクインしたのは「YouTube」でした。

長めの動画を投稿できるYouTubeでは、映像と音声で物件の情報を細かく伝えることができます。

最寄駅からのルートや物件の外観、玄関などと実際に内覧しているかのような目線で撮影した「ルームツアー動画」が特に人気です。実際に現地まで足を運ばなくても、隅々まで撮影された映像により物件の様子を確認できる点は、入居希望者にとって大きなメリットといえるでしょう。

キッチンやバスルームなど特定の部分をクローズアップしたり、近隣のおすすめスポットを紹介したりするなど、内容の工夫次第で物件の魅力をじっくり伝えられるSNSです。

第4位:LINE

入居者募集で利用されるSNSには「LINE」も挙げられています。

LINEはメッセージのやり取りができるSNSで、入居希望者と直接コミュニケーションを取りやすい点が特徴です。

質問や要望に対して直接回答できるため、疑問の解消や情報提供を迅速に行うことができ、入居希望者の満足度を高められます。

一つのトークルーム内だけでメッセージをやり取りできるため、「過去のやり取りを確認しやすい」「問い合わせたい時すぐに連絡できる」点もメリットだといえるでしょう。

第5位:Facebook

第5位は「Facebook」でした。

Facebookは文章や画像・動画を投稿できるSNSで、ユーザー間のつながりや情報共有を促進する機能が充実しているのが特徴です。

実名登録が必須のFacebookでは、特定の地域や物件タイプに関心をもつ潜在的な入居希望者をターゲットとした広告を打ち、より精度の高いアプローチをしていくことが可能です。

他SNSよりも年齢層が高く、ビジネス目的で利用しているユーザーや法人アカウントも多いため、規模の大きな不動産取引でも有効活用できるでしょう。

入居者が重点的にチェックするポイントは?


出典:GMO賃貸DX WEBメディア編集部独自調べ(N=100)

SNSにおいて入居者が重点的にチェックするポイントを、アンケート調査した結果は、以下のようになりました。

第1位:駅チカなどの立地条件(15.8%)
第2位:家賃の安さ(13.8%)
第3位:周辺の環境(12.6%)
第4位:築年数(11.5%)
第5位:間取り(10.1%)

上位の項目に大きな差はなかったものの、より快適かつ安全に入居後の生活を送るための要素が重視されています。

以下では、それぞれのポイントについて詳しく解説します。

第1位:立地条件(駅チカなど)

入居者が物件選びで最も重視しているのは、やはり「駅チカ」などの立地条件です。

最寄駅までの所要時間は毎日の通勤・通学に関わるため、駅の近くにある物件は特に人気です。駅の近くには生活に必要なお店や病院なども集まりやすく、日々の暮らしが便利になります。

SNSで物件情報を発信する際は、「駅から近い」「近所にスーパーがある」といった立地の良さをアピールしましょう。

第2位:家賃の安さ

第2位は「家賃の安さ」です。

家賃は毎月の固定費として必ず発生するため、多くの入居者にとって重要なポイントとなっています。

特に、学生や初めて一人暮らしをする人などにとっては、家賃の安さは大きな決め手になるでしょう。アンケート調査では、他に「敷金・礼金ゼロ」という回答も見られ、費用面への関心の高さがうかがえます。

SNSで入居者を募集する際は、「家賃の手頃さ」や「コストパフォーマンスの高さ」を強調しましょう。家賃がそこまで手頃でない物件でも、付随するサービスや設備の優れている点をアピールすると効果的です。

第3位:周辺の環境

第1位の「立地条件」にも通ずる項目ですが、「周辺の環境」が第3位にランクインしました。

入居希望者は以下のように周辺環境をチェックすることが多いです。

  • スーパーやコンビニ、病院は近くにあるか
  • 周囲の騒音は気にならないか
  • 暗い場所や危険な場所はないか
  • 周辺の治安は悪くないか

SNSで入居者を募集する場合は、こうした周辺環境に関する情報も具体的に伝え、安全かつ快適に暮らせる場所であることを訴求しましょう。

第4位:築年数

第4位は「築年数」です。

新しい物件の場合、最新の設備やきれいな内装が魅力的に映りますが、築年数が古い物件だと、設備の劣化や衛生面をデメリットに感じる入居者が多いでしょう。

築年数の浅い物件をSNSで紹介するときは、新しさやモダンな設備を写真や動画でそのままアピールすると効果的です。一方、築年数の古い物件でも、以下のようにその物件ならではの魅力を紹介すれば、入居希望者の目を惹くことができます。

  • 水場はリノベーションされている
  • メンテナンスが行き届いている
  • レトロな雰囲気がオシャレ
  • 古い分、家賃が安い

第5位:間取り

第5位にランクインしたのは「間取り」です。家で過ごす時間を大切にしたい人にとっては、特にこだわりたいポイントといえるでしょう。

毎日の生活に大きく関わる間取りは、以下のような観点からチェックされています。

  • 住む人数に適した部屋数を備えているか
  • 各部屋の広さは適切か
  • 収納スペースは十分か
  • 日当たりは良好か
  • 風呂とトイレは別か
  • 家事動線はスムーズか

SNSで物件を紹介する際は、間取りの良さを写真や動画で分かりやすく見せることが大切です。どんな生活ができるのかイメージしてもらうため、広いリビングや明るい窓、便利なキッチンなどをしっかり映しましょう。

入居者募集にSNSを利用するメリット

入居者募集にSNSを利用することにより得られるメリットは、主に以下の3点です。

  • 賃貸メインユーザーの若い世代に届けやすい
  • 写真や動画などでトレンドがわかりやすい
  • ハッシュタグで細かく検索できる

賃貸メインユーザーの若い世代に届けやすい

賃貸物件のメインターゲットである若い世代は、日々の情報収集やコミュニケーションツールとしてSNSを積極的に利用しています。

物件探しにおいてもSNSを活用し、「Instagramで見つけた気になる物件をサーチエンジンで検索する」など、複数のメディアを駆使しながら多角的に情報を収集しています。

これまでのポータルサイトに加えて、メインターゲットが積極的に利用するSNSに場を広げて入居者募集をすれば、入居者獲得につながる可能性がより高まるでしょう。

写真や動画などでトレンドが分かりやすい

SNSはビジュアルコンテンツが中心であり、物件の内装や設備、周辺環境などの魅力を直感的に伝えることが可能です。

また、SNSユーザーはトレンドに敏感で、話題の物件タイプや「映える」デザインを好む傾向にあります。

オシャレな画像などユーザーの興味を惹きやすい投稿をすれば、物件への関心を高め、入居者募集の効果を最大化できるでしょう。

ハッシュタグで細かく検索できる

ハッシュタグとは、特定のキーワードを付けることで関連するコンテンツを簡単に検索できる機能です。物件の特徴や立地、物件タイプなどに関連するハッシュタグを付けることで、求める物件を細かく絞り込んで検索できます。

「#駅チカ」「#デザイナーズ物件」「#都内一人暮らし」など、気になるワードで検索すると、直接、希望の物件情報にアクセスすることが可能です。

不動産オーナーにとっては、ターゲットとなる顧客層に対しより効率的なアプローチができるでしょう。

まとめ

賃貸物件のメインターゲットに、より効率的かつ魅力的に情報を届けられるSNSは、入居者募集のために効果的です。

入居者が重視するポイントを押さえてSNS発信を行うことで集客および空室対策につながるため、入居者募集にSNSの活用をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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