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【アンケート調査】賃貸住宅を選ぶ際に最も重視しているポイント5選

入居がなかなか決まらない。広告費を消費しても、空き部屋が埋まらない…と不満を抱えている賃貸オーナー様・管理会社様も多いのではないでしょうか。
そんな方のために、入居者はどのような点を重視して部屋選びをしているのかアンケート調査しました(100名にWeb調査)。
この記事を読めば、入居者が賃貸物件を選ぶ際に重視しているポイントと入居者を増やすためのヒントが見つかるかもしれません。

目次

    賃貸住宅を選ぶ際に重要視しているポイント5選

    出典:GMO賃貸DX WEBメディア編集部独自調べ(N=100)

    賃貸住宅を選ぶ際に、重要視しているポイントの上位5つは以下になりました。

    • 第1位:家賃(38%)
    • 第2位:立地・周辺環境(15%)
    • 第3位:間取り(11%)
    • 第4位:最寄り駅までの距離(時間)(10%)
    • 第5位:築年数、会社までの通勤時間、エリア・利用できる路線(5%)

    一般的な項目が並び、想定できる結果に見えますが、詳細はどうなっているのでしょうか。

    ここからは、それぞれの項目の詳細とアンケート回答の傾向を紹介していきます。

    家賃

    「家賃を一番重要視する」という回答は「年齢」「性別」「地域」に偏りなく、満遍なく回答されており、全体の約40%と他の項目と倍以上の差をつけるという結果に。

    また、家賃を重視すると選択した方は「収入がそれほど多くない」「収入に見合っている家賃を」「通勤時間や狭さを我慢すればいい」といった回答が散見されます。つまり収入が高いとは言えない方は、家賃を重視する傾向があるように感じます。

    さらに、コロナの影響でいつリストラ対象になってもおかしくないといった回答もあり、将来の不安から節約を心がけている方も多い印象を受けます。

    立地・周辺環境

    立地や物件の周辺環境を重視している方のアンケート回答を精査すると、住宅の周辺に「スーパーマーケット」「ドラッグストア」「ディスカウントストア」がある点を考慮する傾向があることが分かりました。

    また、「立地・周辺環境」を重視する方の約66%が女性で、上記の点に加えて治安の良さも重要視しているようです。

    今回のアンケートとは完全に別ですが、以前実施したアンケート結果もありますのでチェックしてみてください。

    関連記事:【単身者・ファミリー別】入居者が選ぶ家賃が上がっても欲しい設備ランキング

    間取り

    間取りに重きを置いている方は、「性別」「世代」「地域」といった回答の偏り・特徴は見られませんでした。ですが以下の回答が見られ、経済的にある程度の余裕がありそうな印象を受けます。

     

    <実際のアンケート回答一部抜粋>

    • 在宅で仕事をしているので立地条件などにはそれほどこだわらない代わり、適度なプライバシーを保ちつつ専業主婦である配偶者の家事動線を遮らずに仕事ができるよう、デスクワークに適した間取りとなっているかどうかが大きなポイント。
    • 広くて開放感のある間取りが好きです。
    • 普段の生活が窮屈になって心身ともに休まらないので、費用の制約はもちろんありますが、出来る限りお金はかけておきたいと思っています。
    • 過去の経験からリビングダイニングキッチンで12畳以上、寝室は最低でも6畳、仕事部屋が5畳はないと生活しづらいと思っている。
    • 釣りやスノーボードなどの趣味が多くてなかなか収納が少ないと不便。なので部屋をまるまる、作業スペースも含めて楽しみたいと考えているからです。

    最寄り駅までの距離(時間)

    最寄り駅までの距離を重視すると回答した方には女性が多く、実に回答者の80%が女性でした。

    男性に比べて体力がなく、大量に買い物をした時の事などを考えて、駅近の物件を選ぶ傾向があるようです。

    また、女性回答者の約40%が「車がない(運転できない)」と回答している事からも、駅までの距離を重視している傾向が把握できます。

    築年数

    築浅の住宅を探している方は、新しくキレイな部屋を探していると考えがちですが、アンケート回答には「耐震強度」「2000年以降に建てられた物件に限定している」といったキーワードもありました。要するに部屋の新しさよりも、耐震性・安全性を重視するという多いのではないでしょうか。

    また、上記の点に加えて、リノベーション・リフォームされている物件でも、排水管など古いままの設備があることを気にされている方もいらっしゃいました。

    管理会社様向けではありますが、こちらの資料も参考にしてみてくださいね。

    関連資料:大家さんに選ばれる管理会社とは?6つのニーズとポイントを徹底解説!

    入居者を増やす(空室を作らない)ために出来ること

    ここまでに紹介したアンケート結果を基に、空き部屋を作らない(すぐ埋める)ためのアイデアを「駅近」「駅遠」それぞれ紹介いたします。

    なお、家賃を下げるという選択肢は除外しております。

    駅近物件の場合

    駅近物件の入居者を新規募集する場合は、ターゲットを女性に絞るとより効果が高いかもしれません。

    今回のアンケートでは、以下のような結果が出ており、駅近物件は女性に人気のある物件といえます。

    • 最寄り駅までの距離を重視すると回答した方の80%が女性
    • 立地・周辺環境の重視すると回答した方の約66%が女性

    可能であれば、オートロックや防犯カメラ、宅配ボックスなどの、セキュリティ面を強化することで女性入居者の心をグッとつかめるでしょう。

    駅遠物件の場合

    駅から距離のある物件は間取りを工夫することで、入居者にアピールしてはいかがでしょうか。

    家賃を重視している回答を除けば、間取りは2番に重視されているポイントですので、アピールポイントとしては、十分魅力的であるといえます。

    加えて、築年数(安全性)を重視しているニーズもあることから、新築はもちろんですが、古くなってきた物件は「間取り」「安全性」の2点に注目して、リノベーションなどを検討してはいかがでしょうか。

    参考記事:

    アパート経営で長期入居される【間取りの条件と設備9選】

    アパートで人気の間取りを教えてください。|アパート大家ドットコム

     

    まとめ

    入居者が賃貸物件を探す際に重要視しているポイントが理解できれば、所有物件(管理物件)のメリット・デメリットが明確になり、「入居者が入らいない」「どのように宣伝すればいいのか分からない」といった場面はが減ることでしょう。

    部屋が埋まらず、困っているオーナー様や管理会社様には、今回のアンケート結果を参考にしてみてはいかがでしょうか。

    (※今回のアンケート結果が全てではありませんが、少しでも参考にしていただければ幸いです)

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