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【アンケート調査】外国人に部屋を貸したときのトラブルTOP5|ランキング形式で紹介

総務省の「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」の発表によると、2020年1月1日時点での外国人の人口は約287万人です。この数字は、国内の在留外国人の過去最高を記録しています。そのため外国人による賃貸の申し入れも増えているのが現状です。 そこで気になるのが、外国人に部屋を貸しても大丈夫なのか…といった点でしょう。今回は、外国人に部屋を貸したことがある「不動産オーナー」または「賃貸管理会社の社員」100名にアンケートを実施しました。どういったトラブルが起きてどうやって解決したのかなど、外国人に部屋を貸す際の実態を詳しく見ていきましょう。
目次

    外国人に部屋を貸したときのトラブルTOP5

    外国人に部屋を貸したときのトラブル出典:GMO賃貸DX WEBメディア編集部独自調べ(N=100)

    文化の違いがあるのは当たり前ですが、外国人に部屋を貸した際に経験したトラブルは以下の項目が挙げられました。

    • 第1位:ルール(日本の常識)を守らない
    • 第2位:言葉が分からないので、意思の疎通が図れない
    • 第3位:近隣住民に迷惑をかける(不快感をあたえる)
    • 第4位:部屋を汚された
    • 第5位:家賃の滞納

    アンケート調査の結果、第1位は全体の30%で「ルール」、第2位は27%で「言葉の問題」でした。やはり言葉の違いや文化の違いがネックになるという結果に。では、それぞれ詳細を確認していきましょう。

    第1位:ルール(日本の常識)を守らない

    文化の違いによるトラブルが最も多い回答となりました。日本では、「室内では靴を脱ぐ」「夜は大きな音を立てない」「ゴミは細かく分別する」といった内容を当たり前に守っている人が多いなか、国が違えば真逆の文化を持つケースもあります。

    当然のことながら日本の文化を学んでいない外国人は、そうした日本独自の細かいルールを知りません。また在住歴が浅い外国人においても、知らない慣習や文化は多くあるでしょう。(もちろん日本文化の細部まで知らない日本人も多くいますが…)

    本来は来日前に文化の違いを勉強してきてくれるのが一番ですが、細かな部分は現地(日本)で学ぶほかありません。そのため外国人入居者を受け入れるのであれば、入居前の説明で日本文化をしっかり理解してもらう必要があります。

    第2位:言葉が分からないので、意思の疎通ができない

    外国人入居者が来日して間もない場合は、言葉の壁にぶつかるケースも多いはず。意思疎通ができないと事前説明においても上手く伝わら、入居後にトラブルが続くことも予測されます。

    そのため、外国人入居者に伝わりやすいよう母国語や絵を使用して作成した契約書の用意や、翻訳機などを用いてルールや文化を理解してもらうことも想定しておくべきかと思います。会社の中に語学堪能な社員がいれば、フロントに立ってもらうのもよいでしょう。

    もしくは、受け入れを拒否するといった判断も時には必要です。たとえば、過去に外国人を受け入れてトラブルが起きている場合は、同じマンションに住む他の入居者が外国人へのイメージが低下している可能性があります。「次に外国人が入居してきたら私たちは退居する」と考えている人も中にはいるかもしれません。

    入居者が快適に過ごすための環境作りも、管理会社の務めです。そのため、時には断固として受け入れないといった姿勢も大切になるでしょう。

    第3位:近隣住人に迷惑をかける(不快感をあたえる)

    夜遅くまで騒いだり、大音量で音楽を流して仲間と一緒に楽しんだりといった騒音問題も、外国人入居者トラブルとしてよく耳にする話です。ただし先述のとおり、彼らは自国で当たり前だったことをしているだけで、日本ではNGであることを知らない可能性もあります。また周囲にどのくらいの音で聞こえているかといった想像がしづらい点もトラブルの元です。

    日本の文化やルールを教えると共に、可能であれば実際の音を聞いてもらうようにしましょう。たとえば深夜に騒ぐと近隣にどのように聞こえているのか。他の入居者に協力してもらって、音の大きさを実感してもらえれば解決するケースもあるようです。

    しかし周辺住民の協力が得られない場合もあるでしょう。口頭や書面での注意換気が基本であり、何度繰り返しても改善が見られないときもあります。そのため、契約書に「騒音」や「ゴミ出し」などについてのルールを明記しておき、サインをもらうようにしましょう。たとえば罰金を徴収する旨を記載しておけば、問題を未然に防ぐポイントになるかもしれません。

    外国人に偏見を持つ日本人も稀にいることを認識しておきましょう。「外国人」というだけで「うるさい」「怖い」と毛嫌いする人もいるので、入居前に居住者へ外国人の人柄などを伝える、外国人本人にもルールを守るように促していれば、偏見による不快感は払拭されていくでしょう。

    第4位:部屋を汚された

    文化の違いは部屋の使用方法にも現れます。たとえば欧米人の場合、靴を脱ぐのはベッドに入る時だけです。そのため畳であろうと靴で上がり、泥とキズだらけにされてクリーニング費用が思ったよりかかったといった声も聞かれます。中にはゴミ出しのルールが分からずに部屋に溜め込む人もおり、悪臭や汚れによるトラブルに発展することもあるようです。

    外国人の中には注意すれば分かってくれる人もいますが、慣れ親しんだ文化は習慣化しているため、そう簡単に変えられるものではありません。そのため改善には根気が必要です。また、玄関に靴のシールを貼ったり、絵やピクトグラムなどを使用してゴミの分別が分かるようにしたりといった視覚に訴える方法も有効です。

    部屋の汚れ方によっては高額なクリーニング費が必要になる場合もあります。最悪の場合、もう貸せないといった事態になりかねません。そのため、外国人が入居する場合はルールや文化についての分かりやすいインフォメーションを用意しておくことも検討しましょう。

    第5位:家賃の滞納

    「はじめは払ってくれていたけど、4ヶ月目頃から滞納が続いた」といった家賃トラブルも多く聞かれます。中には督促しても払ってもらえず、挙げ句の果てには夜逃げされたといった声も聞かれました。

    外国人ということで労働環境が安定しないといった事情も家賃滞納の要因にあるようです。そのため外国人入居者を受け入れる際は、安定的に家賃の支払いができるかどうかを見極めるために、身元の確認と合わせて勤務先や雇用状況にまで確認範囲を広げるのもマスト項目になりつつあります。

    また外国人入居者は単身で来日している場合も多く、母国にいる親族を連帯保証人にする訳にはいきません。そうした場合は、勤務先の会社や保証会社を連帯保証人としておき、家賃滞納時の請求先を確保しておきましょう。

    外国人入居者によるトラブルを放置するとどうなる?

    外国人入居者に起因するトラブルを放置しておくと、以下のような事態に陥る可能性があります。

    • 他の入居者が退居する
    • 家賃収入が減る
    • 酷い場合は障害沙汰になる
    • 噂が広がり新規の入居者を集めづらくなる

    トラブルを起こす外国人の中には、「ただ知らなかっただけで迷惑をかけているつもりはなかった」という人もいるでしょう。全て外国人が悪いのではなく、事前説明が不十分であったり、日本の文化に戸惑っていたりと事情がある場合も考えられます。

    そのため、まずは日本の文化と賃貸契約に関するルールの理解を事前に促すことが必要です。

    まとめ

    外国人に部屋を貸す際は、文化の違いや生活のルールなどを入居前にしっかりと理解してもらう必要があります。事前に説明をしていたとしても、長年の習慣をすぐに変えるのは難しいため、トラブルが発生してしまうことも考えられます。トラブルにより「住みにくい」と感じた場合、他の入居者が退居するケースも考えられます。

    快適な住空間・環境を整えて長く住んでもらうためにもトラブルは迅速に解決するようにしましょう。入居前にできることとしては、日本の文化やルールを知ってもらえるよう外国人にも理解しやすい契約書や確認書類を用意しておく。さらに入居後は交流のイベントを設けたり、日本文化やその街のルールが分かるようなガイドブックみたいなのを独自に作成して配っておくと頼もしいですね。

    また、「GMO賃貸DX入居者アプリ」のようなアプリケーションを導入して、入居者とコニュニケーションを図ったり、何かトラブルがあったらアプリですぐに呼びかける…なども有効なので、積極的に活用していきましょう。

    この記事のポイント

    • トラブルになりそうなことは事前に洗い出し防ぐ方法をピックアップしておく
    • 外国人にも理解しやすいようピクトグラムなどを使って入居者ガイドブック作成
    • 入居者アプリなどを活用して、こまめにコニュニケーションを図る

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