【専門家インタビュー】名村晋治様|業界には革新を、ユーザーにはハッピーを。“サービスを考え抜いた”不動産Webサイトとは。
集客や売上に大きな影響を与える“Webサイト”。今回は、不動産特化型のWebサイト制作会社として注目を集める株式会社サービシンクの代表取締役である、名村晋治 氏にインタビュー。不動産テック協会の理事も務める名村氏に、同社のサービスや不動産業界のIT化などについて伺いました。
- 125年続けてきた、“個社と向き合う”Web制作。
- 1まずは、これまでのキャリアをお聞かせください。
- 1「株式会社ネクスト」時代には、どんな仕事をされていたのですか?
- 1どんなきっかけで起業されたのですか?
- 2「サービスを考える」ことを第一に。
- 2御社のサービス概要をお聞かせください。
- 2コンサルティングに近い感覚ですかね。
- 2「使いやすさ」を考える上で、どのようにユーザーの目線を取り入れているのですか?
- 2“セオリーに頼らない怖さ”はありませんか?
- 2“クライアント”のことを考え抜いている人、ではないのですね。
- 2社員の教育は、ご自身でされているのですか?
- 3不動産サイトのトレンドは、「検索」から「マーケティング」に。
- 3不動産サイトにおけるトレンドをお聞かせください。
- 3クライアントからは、どんなご要望が多いのですか?
- 4「Atlicu(アトリク)」で、成約までの“ラストワンマイル”をサポート。
- 4御社のサービス「Atlicu」についてお聞かせください。
- 4具体的には、どう活用できるのですか?
- 5「待ちの姿勢」から、脱却すべき時がきている。
- 5不動産テックの普及に時間が掛かっている現状について、どうお考えですか?
- 5具体的にお聞かせいただけますか?
- 5数年の違いが、後々に取り返しのつかないほど大きな違いになると。
- 5とても興味深いお話です。
- 6不動産における「良い体験」を提供したい。
- 6名村様の今後の展望をお聞かせください。
- 7まとめ
- 8本記事取材のインタビュイー様
25年続けてきた、“個社と向き合う”Web制作。
まずは、これまでのキャリアをお聞かせください。
私は株式会社サービシンクの代表取締役を務めています。
Web制作を始めたのは、大学生の頃。「呉服屋のホームページを一緒に作ろう」と友人達に誘われたのがきっかけです。私が代表として個人事業主になり、みんなでさまざまな企業のWeb制作を手掛けました。実は私は元々役者を目指していたので、Web制作をしながら役者・声優の養成所と大学に通うという忙しい日々を過ごしていましたね。
そして卒業後は、役者になるために上京。一旦Web制作は辞めたものの、数社分の運用保守だけは一人で続けながら養成所に通っていました。でも、貯金はどんどん減っていく。そこで、「Web制作会社で働いて稼ごう」と決意しアルバイトで入社したのが、当時まだベンチャー企業だった株式会社ネクスト(※現・株式会社LIFULLでした。これが2000年のこと。それから実に20年以上にわたり不動産に深く関わるようになりました。
「株式会社ネクスト」時代には、どんな仕事をされていたのですか?
ポータルサイト「HOME’S」含む、さまざまな不動産サイト制作に携わりました。アルバイトながらWebディレクターとして企画立案・デザイン・実装・客先へのプレゼンなど幅広い仕事を任せてもらえて、大変でしたがとても楽しかったです。
入社後数年は養成所や舞台と並行しながらWeb制作の仕事もしていたのですが、父親と「30歳で芽が出なければ諦める」と約束していたため、途中で役者業に見切りをつけて「ネクスト」の正社員になりました。
ですが、「ネクスト」が受託をすべてやめて「HOME’S」一本に注力すると舵を切ったタイミングで、私は退社することに。受託の仕事に携わり続けたかったのです。 その後、これまでのキャリアを活かせる別の制作会社で働きました。メインはやはり不動産企業のサイト制作でした。
どんなきっかけで起業されたのですか?
実は、二社目の制作会社に入社した時には、すでに「数年で起業するつもりです」と話していまして。私は役者をしていたくらいですから、もともと“アイデアや想いを形にしたい”という気持ちが人一倍強かったのです。
そんなこともあって、35歳で独立。年齢へのこだわりはありませんでしたが、ちょうど結婚して子供が生まれたタイミングでもあり、良い節目かなと。
実を言うと、この時「独立せずネクストへ戻ろうか」という考えも頭をよぎりました。ただし、ポータルサイトだとクライアントの顔が見られないな、と思ったんです。私は学生時代から、クライアントと膝を突き合わせて相談し、一緒に創り上げる感覚が好きだった。ですから、やはり“個と向き合う”形態の会社が自分には向いていると思い、経験を活かして「不動産業界に特化したWeb制作会社」を立ち上げました。
「サービスを考える」ことを第一に。
御社のサービス概要をお聞かせください。
“Web制作で困りごとを解決”する企業として、サイト制作やシステム開発・運用、機能実装など、幅広いサービスをご提供しています。インフラエンジニアも在籍しているので、8,000万円程度までの大型システムも開発可能です。
そして、今お話したとおり “不動産業界に特化”しているのも大きな特徴です。
不動産業界には、独自のシステム・ルール・業務フローが多数存在します。また、法令に縛られている部分も大きい。当社は他の制作会社と異なり、これらを「当たり前のこと」としてすべて理解した上でのWeb制作が可能です。
加えて、これまであらゆる領域の不動産Webサイトを制作し、“成果を生み出す・業務効率を叶える仕組み”を確立してきました。そのため、効果的な戦略提案もできます。
当社は社名のとおり、「サービスを考える」ことを最も大切にしています。ですから、例えば機能やターゲットなどの設定を含む、“企画作り”の段階からアドバイザーとして入らせていただくこともあります。
コンサルティングに近い感覚ですかね。
引用元:サービシンク
そうですね。不動産テック企業様からは、「どうしたらこのシステムを導入してもらえるのだろう」といった相談をいただく時もあります。
そんな時によくお伝えしているのは、「便利で洗練されたデザインだからといって、使われるわけではない」ということ。あまりに多機能なシステムよりも、ボタンの少ない単純なシステムのほうがかえって使いやすいケースもあるわけです。
この「デザイン性・機能性」と「使いやすさ」のバランスを、客観的な目線でアドバイスしながら一緒に考えていきます。ここも、当社の強みです。
「使いやすさ」を考える上で、どのようにユーザーの目線を取り入れているのですか?
当社は、サービスの一つとしてというサイトにてユーザーへの「Webアンケート」を実施し、ユーザーの声を随時拾っています。 引用元:Teach
加えて、常にユーザーの目線に立ち、“自分が使いやすいか・使いたいか”を考えながら制作しています。いわば「永遠の素人」であろうということです。
この仕事を長く続けていると、不動産Webサイトの仕様・デザインは「これがセオリーだから」という“型”にはまりがちです。しかし、それでは面白いアイデアは生まれません。また、お客様(エンドユーザー)は日頃からあらゆる業界のシステムを使っていますから、わざわざ“不動産業界だけのセオリー”に合わせて作る意味はないのです。
そのため、セオリーよりも自分の感覚を信じて制作します。当然ながら、そのデザインがどんな効果を生み出すのかなど、しっかり調査した上での話ですが。
“セオリーに頼らない怖さ”はありませんか?
もちろんありますよ。ある意味アグレッシブなご提案をすることになるので、クライアントに「それ大丈夫!?」と驚かれることも。それでも、腹を決めてご提案します。独自性の高いご提案ができれば、結果的にクライアントのプラスになりますので。
そしてもう一つ、私がWeb制作をする上で大切にしていることがあります。それは、「一番考えている人にすべてを任せる」ことです。
私は、“合議制”を否定しておりまして、各々の考えを一つの答えにギュッとまとめる合議制では、結局60点くらいのモノしかできないと思っています。しかし、“誰よりもユーザーのことを考え抜いている人“に任せれば、創造的かつ魂がこもった120点のモノが出来上がるはずです。
“クライアント”のことを考え抜いている人、ではないのですね。
そうですね。エンドユーザーに喜んでもらえるWebサイトを作れば、結果的にクライアントの利益にも繋がりますから。
当社は、この考え方を「アイデアをサービスに、サービスをユーザーに、ユーザーをハッピーに」という“社是”として掲げています。クライアントを最優先にすると、ユーザーに不誠実な依頼でも受けざるを得なくなる。だから“クライアントの先にいるユーザーのハッピー”を目的にすることで、クライアントの収益を上げつつも公明正大な仕事をしようというわけです。
ユーザーに喜んでもらえないようなサービスは、収益が上がるはずもありませんからね。
社員の教育は、ご自身でされているのですか?
Webディレクターの育成と新卒の研修は、ほぼ私がしています。そもそも私は、2000年から「Webディレクター育成講座」を全国で開催しているほか、7年程前からは「誰がどう見てもそうとしか受け取れない文書術」というセミナーも開いています。 引用元:株式会社サービシンクお知らせより 「誰がどう見てもそうとしか受け取れない文書術」のセミナーを開催いたしました。
これらの資料を使いながら、企画書の書き方やヒアリングの仕方、Webディレクターとしての姿勢など、一通り教えています。
不動産サイトのトレンドは、「検索」から「マーケティング」に。
不動産サイトにおけるトレンドをお聞かせください。
最近、検索機能にこだわるクライアントは減ってきた印象です。恐らく検索機能はすでに進化しつくしたのではないかと。年々物件情報の量が増え、質も高まり続けてきたのに伴って検索機能もだいぶブラッシュアップされてきましたから。
個人的には、“検索”にブレイクスルーを起こせるモノがあるとするならば、それは機能面ではなくデバイスの進化しかないように思います。例えば、メガネ型のAR(拡張現実)デバイスである「ARメガネ」が普及して、検索結果を映し出せるようになれば大きく変わるはずです。街中で目に入ってきた物件の空室状況や価格が、メガネに映るようなイメージですね。
ただし、ARメガネによって本当に便利になるのは“物件内覧”かもしれません。“検索”からは外れますが…。例えば、内覧中にARメガネを掛けると空間に付けられたタグが見え、タグを選ぶと家具がバーチャルで現れるとか。色々面白いことになりそうで楽しみです。
クライアントからは、どんなご要望が多いのですか?
いわゆるCRM(顧客関係管理)・マーケティング関連のご要望が増えてきたように感じています。サイトを訪れたユーザーの追客や、成約に至るまでのIT化などですね。不動産サイトでの追客は非常に難しく、皆さん悩まれるところですね。不動産はあくまで“一品モノ”なので、他の商品のように「高精度なレコメンド(おすすめ)」がなかなかできませんし。
例えば、AIを活用したおすすめ機能にも限度があります。部屋の階数・位置などまで絞り込んだおすすめは出来ませんし、営業マンのように“もともとの希望条件からは外れるが、実はそのユーザーにぴったりな物件”といったご提案もできません。このあたりは、私自身まだベストプラクティスを探っている最中です。外部ツールとの連携を含めていろいろなサポート・ご提案をしています。
あとは、Webサイトへのご要望ではなく、「このデータの管理方法はExcelで良いと思う?」など、リアルなワークフローについてご相談いただくことも増えてきました。Web上でもそうでなくとも、「大きな業務改善をしたい」というニーズが徐々に高まっているのでしょうね。
「Atlicu(アトリク)」で、成約までの“ラストワンマイル”をサポート。
御社のサービス「Atlicu」についてお聞かせください。
引用元:Atlicu
「Atlicu(アトリク)」は“おうち探し専用のチャットアプリ”。まさに、今お話した「追客から成約」までのコミュニケーションに役立つサービスです。
開発の経緯からお話すると、私は昔から“不動産Webサイトは「送客」までしかできない”ことを悔しく感じていました。顧客を呼び込んだら、あとは営業担当にメールで追客してもらうしかなかったわけです。そこで、「追客支援」をしたかったというのがまず一つ。
加えて、より便利な追客手段を生み出したかったのです。現在、追客にはメールではなくチャット・LINEを使う不動産会社が増えてきました。チャットやLINEであれば、「短文で済む」「接客時と同じフランクな温度感で会話できる」からです。
しかし、チャットやLINEならではの問題もあります。それが、“営業担当と1対1で繋がること”に抵抗のある女性が多いということ。また、基本的に資料はPDF形式で送るしかないのもデメリットです。
そこで、これらの問題をすべてクリアできるよう考え抜き、不動産会社様とお客様をつなぐ革新的なコミュニケーションツールとして開発したのが、「Atlicu」なのです。
具体的には、どう活用できるのですか?
「Atlicu」の大きな特徴は以下です。
- 短文で気軽なメッセージのやり取りができる
- アプリ内で物件管理ができる(管理画面で物件リストを登録可能)
- 物件リストから簡単に物件選定・紹介ができる
- 専用アプリなので、女性でも抵抗感なく使ってもらえる
- PC・スマホともに操作可能
不動産会社からすると、顧客と細やかにコミュニケーションを図りながら簡単に追客できます。また、管理者は担当者と顧客のやり取りを閲覧できるため進捗確認も可能ですし、担当の引き継ぎもスムーズにできます。
そして部屋を探しているお客様にとっては、チャットで気軽に相談できる上、紹介された物件も一覧ですぐ確認できるためストレスなく部屋探しができるわけです。 ぜひ「Atlicu」で、成約に至るまでのラストワンマイルをしっかりサポートさせていただきたいですね。
「待ちの姿勢」から、脱却すべき時がきている。
不動産テックの普及に時間が掛かっている現状について、どうお考えですか?
領域にもよりますが、不動産テックの必要性を強く感じていない会社様も意外と多いかもしれません。特に売買領域の場合、一件契約を決めれば莫大な収益を得られるので、“効率化させて少しでも人件費を下げる”必要がないのです。
また、そもそも不動産業界は「待ち」の姿勢が基本形です。いくら積極的に顧客へ営業を掛けても、「じゃあ明日家を借りるか」とはなりませんから。ニーズが顕在化するまで待たざるを得ない業界なわけです。そう考えると、テック化においても「他社が導入するまで待とう」という姿勢を取るのはある意味自然な話かなと思います。
ただし、ここで私が非常に危惧しているのが、一昔前と違って今は「待ちの姿勢」だと手遅れになる可能性が高いということです。
具体的にお聞かせいただけますか?
2000年頃にも「ホームページを作ろう」というIT革命が起きましたが、この時は待ちの姿勢でも問題ありませんでした。ホームページは“作りさえすれば使える”ので、すぐ周囲に追いつけるからです。
しかし、今押し寄せているテック化の波は「業務の効率化・変革」を目指す潮流なので、業務フローを根本からひっくり返さねばなりません。テック化するまでに、時間と労力がかかるのです。
また、例えばAIを始めるにしても、「そろそろ取り入れるか」と腰を上げた時点からAIを実際に活用できるまで、3年程は掛かります。AIそのものは0歳児であり、膨大なデータを基に学習を積み重ねることで高度な知能に育っていくわけです。要は、まず”AIに学習させるためのデータ集め”から始めなければなりません。
加えて、すでに数年稼働させて知能が育っているAIと0歳児のAIとでは、学習スピードも桁違いに異なります。つまり、導入が他社よりも数年遅れるだけで、指数関数的に差が開いてしまう可能性が想定できるのです。
数年の違いが、後々に取り返しのつかないほど大きな違いになると。
おっしゃるとおりです。これは頭に入れておく必要があるかなと思います。
なお、賃貸業界においては、“待ちの姿勢から抜け出す必要性”が今年の繁忙期(1~3月)に明確になったのではないでしょうか。
2020〜21年にかけて、どの不動産会社もポータルサイト経由の問い合わせ数が平均1.3倍増えたという話を聞きました。しかし、中身を見ると実は「コロナ禍で暇だから問い合わせてみた」方もたくさんいたと。つまり、成約の可能性が低い問い合わせが増え、それにより業務負荷が増えたわけです。
この影響が最も大きく出たのは、2021年の繁忙期(1〜3月)。前々から業務支援ツールを導入して「いち早く効率化を図っていた会社」は、苦労することなく3割増しの問い合わせを捌(さば)くことができ、大きな収益を出せたと思います。
一方で「効率化を後回しにしていた会社」は、恐らく以下の2パターンだったかなと。
- 無理やり全問い合わせに対応した→収益は上がったものの現場が残業で苦しんだ
- 問い合わせの文面次第で切り捨てざるを得なかった→収益UPのチャンスを逃した
これを踏まえると、個人的には今年の4月が賃貸業界においてIT化の潮目になったと考えています。1~3月に苦しんだ会社には、「どうにか効率化しよう」という意識改革が起こったはずですから。
とても興味深いお話です。
そして、もう一つ。IT化は、“人材の確保”にも大きな影響を与え始めています。
不動産営業の方とお話ししている際に、最近よく聞くのが「会社がITツールを導入してくれず仕事の効率が悪いから、転職を考えている」という話。営業職においては、仕事を捌けない=稼げないということですから、より仕事を捌きやすい他社に転職したいと思うのも当然です。
つまり、「“IT化できている不動産会社”が社員から選ばれる」という状況が起こり始めているのです。
そう考えると、今後は顧客だけではなく人材に向けても「IT化・DX化されている企業である」というアピールが欠かせないのではないでしょうか。
不動産における「良い体験」を提供したい。
名村様の今後の展望をお聞かせください。
不動産会社の自社サイトには、今後もさまざまなニーズが出てくるはずです。ブランディングのツールであるのはもちろん、サービスを増やす土台にもなりますから。我々はこれからもクライアントのパートナーとして、事業課題の解決をお手伝いさせていただきたいと思っています。
そして、我々の生活に欠かせない“不動産”において、少しでもユーザーに「良い体験」をご提供したいなと。そのためにも、当社のサービスをより便利なモノへと育てていきたいです。
「Atlicu」の機能も今後さらに拡充させ、追客だけではなく入居中のやり取りにもご活用いただけるようにしたいと考えています。いずれは、bot機能も付けようかなと。そうすれば、設備故障などのトラブルにもより迅速な対応が可能になり、入居者の利便性がより高まりますから。
また、入居中に「Atlicu」をご活用いただくことは、不動産会社側にも大きなメリットとなるはずです。例えば、こまめなコミュニケーションで顧客満足度UPを図れますし、“次の入居先”もごく自然にご提案できる。つまり、収益の向上に繫がります。
不動産業界とユーザーを結び付けることで、快適な物件選び、そして“住む”ことに対しての満足度アップに寄与していきたいです。
まとめ
とことん考え抜く“追求心”と”徹底力”で、株式会社サービスシンクの代表かつ不動産テック協会の理事として日々邁進している名村氏。これからも同氏の活躍から目が離せません。
本記事取材のインタビュイー様
1996年から個人事業主としてWebサイトの制作業に関わる。
複数のWeb制作会社で経験を積んだ後、2010年に株式会社サービシンクを設立。不動産デベロッパー・不動産ポータル・賃貸・売買仲介など、不動産業界を中心としたWebサイト制作、システム開発を手がけ、野村不動産、アットホームをはじめとする大手クライアントとの取引実績を持つ。
2000年からは全国各地で「Webディレクター養成講座」を開催し、次世代Webディレクターの育成にも尽力。
著書に『Webブランディングの入門教科書』(マイナビ)、『変革期のウェブ』(マイナビ、共著)などがある。