2022.03.30 RELEASE
アプリでオーナー様への物件提案をスムーズに、効率的に。BRIサポートがオーナーアプリを導入した理由とは?
- オーナーアプリ
株式会社BRIサポート
東京都港区に拠点を構え、都心マンションの賃貸管理をメインに行う株式会社BRIサポート。GMO賃貸DXのオーナーアプリ導入を決めた理由や背景、GMO賃貸DXを活用した今後のビジョンについてBRIサポート 主任の高田さんにインタビューしました。
人気の高い都心マンションにフォーカスして管理・運用
貴社の事業内容や運営体制について教えてください。
まず、BRIサポートの主な事業は「賃貸管理」です。10社あるBRIグループの関連会社として、グループ会社と協力して不動産事業を展開しています。BRI自体は東京都心のマンションにこだわり、「開発・分譲」「賃貸」「建物管理」を三位一体となりグループで連携することでお客様の満足度向上アップに貢献しています。
また、不動産投資として購入するオーナー様が多く、そのようなオーナー様への管理・運用を1部屋からでも承っております。さらに、BRIグループで取り扱う物件は都心でも需要の高いエリアを厳選しているので、管理する物件の入居率は98%と高い数値を誇ります。
都心マンションのエキスパートであるBRIが自社マンションの販売を行い、そのままBRIサポートへ管理を依頼していただくケースが多いですね。一気通貫でサポートできるので、オーナー様からは安心して任せていただいております。
管理会社におけるよくある3つの課題
アプリを導入する前に抱えていた課題や悩みはありますか?
以前から感じていた課題は以下の3つですかね。
- オーナー様への物件提案の促進をするために連絡の改善をしたい。
- 郵送費用や人件費などコスト削減し、アナログ業務をなんとかしたい。
- 管理離れ・相談なしに売却されるケースがあるので、事前に防止できるようにしたい。
賃貸管理・運用をしている企業さんなら共感していただける課題や悩みかなと思います。
一つ目の「オーナー様との連絡方法」ですが、何か用事があったとき電話やメールで連絡することが多いと思うんですよね。しかし、多忙なオーナー様が多いので、なかなか弊社からの電話に出てくれない…という状況がありました。
不動産管理会社において、よく耳にする苦労エピソードですよね…。
ですね。メールで連絡しても基本的に一方通行なので、返信がなければ読んだかすら把握できません。やっぱり、電話をしてもオーナー様が出ないと仕事にならないと言いますか、やり残したタスクのようで次の業務へ進めない感が否めなかったんです。
二つ目の「郵送費用や人件費などコスト削減」については、その名のとおりでオーナー様へ収支報告などの案内を送付するため、都度印刷代や人件費がかかっていて、郵送作業に使っている時間をもっと本質的な業務に使えないかな…と考えていました。
アナログ作業から脱却できないことにモヤモヤしていたんですね。
最後は、「管理離れ・相談なしに管理している不動産が売却されている」ケースです。知らない間にオーナー様が物件を売却していた、他の管理会社へ乗り換えというシーンもあります。管理離れって、事前にもっとコミュニケーションが取れていたら、もしかしたら防げるチャンスが大いにあったはずです。
これらの課題を解決するため、弊社では新しいサービスやツールを積極的に導入していこうと以前から考えていました。便利なツールを使って、社員だけでなくオーナー様の負担も減らそう…と思っていたとき「GMO賃貸DX」が導入候補の一つに挙がっていました。
日々新たなサービスが誕生するグループならではのメリット
数あるツールの中で、最終的に「GMO賃貸DX」に決定した理由はどこにありますか?
機能面は後ほどお伝えするとして、導入の大きな理由としては、ブランドと将来性ですかね。まず、GMOインターネットグループの1社で、信頼感や安心感が他社とは違いました。GMO ReTechは元々不動産業をやっていたわけではなく、中立的な立場として効果の高いSaaSサービスを提供できるという可能性にもかけてみたいと思ったんです。
また、不動産業界でも利用機会が増えている電子契約ですが、GMOグローバルサイン・ホールディングス(GMOーGSHD)の「電子印鑑GMOサイン」を活用すれば、より業務効率が上がりますよね。そのため、GMO ReTechとGMOーGSHDにとどまらず、グループ内でもっと連携を深めてもらうことで、私たちの業務がもっと改善することを期待しています。
「将来性」という点では、どういった内容を期待していたのですか?
やっぱりGMOインターネットグループは日々新たなサービスやビジネスが誕生していて、グループならではのシナジーを感じられるのが理想的だと感じています。つまり、我々の業務改善をさらに加速してくれるツールやプラットフォームの登場に期待して「GMO賃貸DX」を選択しました。
また、「GMO賃貸DX」はオーナーアプリだけでなく、「入居者アプリ」や「業者さんアプリ」も提供していますよね。いまはオーナーアプリのみ利用していますが、ゆくゆくは入居者アプリも導入したいと考えています。その辺も加味した上で、多彩なサービスと柔軟な開発体制が敷かれている「GMO賃貸DX」が最適解だねという話になり現在に至ります。
アプリを積極的に使い、オリジナルな方法を模索
2021年12月から運用開始して、使用感はいかがでしょうか?
まず、いい点からお話させていただくと、導入前から期待していた「チャット機能」はオーナー様とのコミュニケーションを図るのに活躍しています。重要度が低い内容をわざわざ電話をする必要もなく、気軽にオーナー様とやり取りできるので重宝していますね。しかもチャットなので、言った言わないのトラブルを防ぐためのエビデンスとしてやり取りを残せるのは画期的です。
機能面で今後のアップデートを期待したいと思う部分はありますか?
実際に導入してから2ヶ月位しか経ってないので、使いこなせていない部分もありますが、せっかくの機会なので遠慮なく(笑)。基幹システムのAPI連携がもっと進むと、私たちの業務効率がもっと上がるので、この部分はぜひともよろしくお願いします。
そうですね。API連携は開発チームが積極的に動いているので、少しずつ皆さんの要望にお答えできる日も近いです。
プレスリリースなどでも見ましたが、様々なシステム会社と連携を図っているようなので、ぜひ期待しております! あとは、サブリースにも対応できるようになればな…というのが我々のリクエストです。需要が多ければ、ぜひ検討していただきたいですね。
皆さんの貴重な声をしっかり開発陣に伝え、より使いやすいアプリにしてまいります!
我々もまだ完全にフル活用できているわけではありません。ですがこういうツールは、兎にも角にもアクティブに利用していかないと良し悪しが分からないと思うんですよね。だから使っていくうちに弊社なりのオリジナルな活用方法が発見できればいいなと思っています。
攻めの管理・運営でオーナー様のエンゲージメントを最大限に
最後に、「GMO賃貸DX」を活用した今後のビジョンをお聞かせください。
やりたいことが結構ありまして(笑)。結論から言いますと、アプリで他社と差別化を図り、「攻め」の賃貸管理でオーナー様のエンゲージメントを高めたいと考えています。
具体的には、まずチャット機能や収支報告だけにとどまらず、アプリをマーケティングツールとして活用していこうと構想しています。
どのように使っていこうと想定しているのですか?
例えば、BRIグループは2019年からサッカークラブ 東京FCのクラブスポンサーを務めています。そのため観戦チケットが手に入りやすいので、オーナー様へ日頃の感謝の気持ちを込めてプレゼントしています。そのやり取りをオーナーアプリでオーナー様へチケットプレゼントの案内をし、開封率や申し込み数などを数値化して、オーナー様が興味がある内容を把握していければと考えています。要するにアプリをメルマガのような役割としても活用していきたいです。
その発想は「攻め」ですね。メールよりも開封率が高そうで効果的に思えます。
何度も繰り返しになりますが、アプリとともに画期的なアイデアでオーナー様の満足度を最大限まで高めたいと思っています。噛めば噛むほど味が出るスルメのように、使い込んでいくうちにアプリの魅力やメリットをどんどん発見していこうと考えています。そして、「GMO賃貸DX」のオーナーアプリを導入してよかったね…と社内やオーナー様どちらにも感じてもらいたいです。
他にはどのような使い方を考えていますか?
実際のところ新規でオーナー様を増やすのはなかなか大変ですが、管理解約は私たちの努力次第でなんとかなると考えています。オーナー様は何に満足いっていないのか、もっとこうしてほしい…といった声を、アプリを通してこまめに意思疎通を図り、オーナー様との関係性を高め管理解約を少しでも減らしていきます。
多彩な使い方を想定していて、私たちも勉強になります。
色々とお話してきましたが、「GMO賃貸DX」を導入したことで、業務負担が軽減したことは言うまでもありません。少ない人数でも一人数百戸を管理していくには、オーナーアプリのようなツールが必要不可欠です。これまでのやり方では、管理戸数アップやオーナー様の満足度向上、業務効率化の全てを最大化させるのは難しいでしょう。
だから、管理の枠を超えた新しいフェーズへ進めるためにもアプリの活用がカギを握るはずです。チャット機能やワークフロー機能にとどまらず、アプリを通して物件提案をスムーズに、効率的に進めていきたいと考えています。そして、これからもアプリ×アイデアで、「攻め」の管理環境を構築していきます。