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取材記事Interview

オーナー様との絆を深める「GMO賃貸DX オーナーアプリ」。未来を見据えたDXで、業務効率化・事業強化にもチャレンジ。

 大阪・兵庫エリアで賃貸マンションの管理ほか、売買、コンサルティングなど広範な不動産サービスを提供する株式会社レンタックス。

オーナー様との、さらなるコミュニケーション品質向上やトラブル防止を目的に「GMO賃貸DX オーナーアプリ」を導入しました。DX推進の観点からも確かな手応えを感じ、「GMO賃貸DX 入居者アプリ」の導入も検討している同社に、導入の背景と効果、今後のビジョンについてお伺いしました。

目次

オーナー様対応の質を高めるために分業制へ。産学連携で空室対策にも取り組む。

まずは賃貸管理の特徴や運営体制について教えてください。

▲株式会社レンタックス 管理営業部 部長 石田 英之氏

弊社では、管理物件を増やすことと法人提携に、6〜7年前から注力してきました。また、約15年前から、オーナー様への対応品質を高めることを目的として分業制を採用しております。1人のオーナー様に対して、オーナー課、サービス課、審査課などの複数の担当者が関わる体制です。

貴社独自の「産学連携の取り組み」についてお聞かせください。

レンタックス

産学連携の取り組みである賃貸住宅リフォーム企画「Deco Roomコンペティション」は、空室対策の一環として実施しております。

当初は社内で空室物件のリフォームを行っていました。その後、中央工学校様と連携し、年に1回、学生様にリノベーションを考えていただく企画に発展しました。弊社社員と学校の先生が審査員を務め、優秀作品には表彰金も出しています。コスト面から実現が難しいケースもある反面、学生ならではの斬新なアイデアが生まれており、オーナー様にご提案できる素晴らしい企画も出ています。

オーナー様と長くお付き合いする上で重視されていることは何ですか?

オーナー様それぞれのゴールを明確にすることを重視しています。オーナー様の中には、そもそもゴール設定自体がない方もいらっしゃいます。このような場合は、現状の課題や将来の展望などを丁寧にヒアリングし、必要に応じて達成に向けた最適な施策をご提案するように努めています。そのためには、提案や意見が言い合える関係性づくりも欠かせません。

また、弊社のように複数の担当者がオーナー様に関わる分業制では、社員間の情報共有が非常に重要です。そこで「基幹システムや情報共有ツールを活用する」「毎日の朝礼・終礼で情報共有やコミュニケーションの場を設ける」「各課の人員配置を工夫し、コミュニケーションが取りやすい環境を作る」といった取り組みもしています。

担当者の人柄・対応力が決め手になり「GMO賃貸DX オーナーアプリ」の導入を決意。

「GMO賃貸DX オーナーアプリ」導入前は、業務でどのような「課題」がありましたか?

オーナー様とのコミュニケーションに関する課題がありました。具体的には、対面や電話でのやり取りでは「言った・言わない」が発生することもありました。ただ、その解決方法として「FAX」は、時代に即していないと感じていました。

また、普段のやり取りはオーナー様がメインで、2代目や奥様などと直接コミュニケーションを取る機会が少ないため、これが不信感や心配につながるケースもゼロではありません。こういったことも「少しでもなくしていきたい」という想いはありました。

「GMO賃貸DX オーナーアプリ」を選んでいただいた理由を教えてください。

第一に営業担当の人柄が決め手になりました。以前のシステム会社では、契約後に対応が遅くなるなどのケースもありましたが、GMO ReTechの場合はコミュニケーションを重ねる中で信頼できましたね。

また、アプリのシステムが複雑すぎなかったのも、重要なポイントでした。弊社は年配者が多く、私自身デジタルに苦手意識もありますが、「GMO賃貸DX オーナーアプリ」は触りやすい印象でした。あとは総合的に判断しました。

導入時に大変だったことは何ですか?

社員がシステムをきちんと使ってくれるかどうかが、一番の懸念点でした。過去のシステム導入でも同様に苦労したからです。しかし、GMO ReTechの場合は、導入後も定期的なミーティングの実施や機能活用のアドバイスなど、親身にサポートしてくれたため、安心して運用することができました。この点は非常に助かっています。

オーナー様もアプリ導入に抵抗感なし。DXへの取り組みをアピールできた。

「GMO賃貸DX オーナーアプリ」導入後、オーナー様からの反応はいかがでしたか?

2024年3月の本格導入から約半年ですが、オーナー様が抵抗感を示したことはほとんどありません。むしろ「レンタックスさんもそういう取り組みをしているんだね」と、好意的に受け取っていただくケースもありました。

オーナー様の中にはまだガラケーを使っている方もおられるので、受け入れられないかなとも思っていましたが、ふたを開けると、そのような心配は無用でした。予想以上に、スムーズにご利用いただけていると思います。

「GMO賃貸DX オーナーアプリ」導入で、どのような効果を実感なさっていますか?

オーナー様とのコミュニケーション品質が大きく改善しました。以前は、担当者が不在の際にオーナー様から電話があっても、対応できないケースがありました。これは社内の電話転送システムの使用頻度が低かったためです。しかしアプリ導入後は、担当者の休暇や会社の休日などをアプリ経由でオーナー様にお伝えできるようになり、休日明けに問い合わせをいただけるようになりました。

また、ご高齢のオーナー様から「アプリのおかげで子供への引き継ぎもスムーズにできそうで安心した」という嬉しいお言葉もいただきました。

「さらなるコミュニケーション向上・売買事業の強化・電話対応の削減」にチャレンジ。

今後の「GMO賃貸DX オーナーアプリ」の活用について教えてください。

「GMO賃貸DX オーナーアプリ」を活用して、オーナー様とのコミュニケーションをより一層深め、売買事業の強化につなげていきたいと考えています。

ただ単にアプリを導入するだけでなく、アプリを活用してコミュニケーション品質を向上させることがゴールです。そこで、アプリを通じた売買物件情報・管理業務に関するお知らせをはじめ、様々な情報発信を継続しつつ、さらに活用の幅を広げていきます。

「GMO賃貸DX オーナーアプリ」に限らず、DXを進めていきたい業務はありますか?

「電話対応を劇的に減らすこと」が、現在のチャレンジです。そのため、Web申込、電子契約といった業務のDX化を推進しています。

また、「GMO賃貸DX 入居者アプリ」の導入も検討しています。これも、入居者様とのコミュニケーションを円滑化し、満足度向上を図るとともに、電話対応の削減につながるとの期待もあります。

さらに、仲介会社からの電話削減も目指し、Web申し込み環境の整備も実施しています。こちらは2024年11月に本格稼働の予定です。このようなDX推進を通じて、将来的に物件管理戸数が増加した場合でも、従業員数を増やさずに対応できる体制を構築したいと考えています。

多様な入居者ニーズ対応に、売買事業の強化。DX推進と並行し、事業拡充を目指す。

貴社の今後のビジョンを教えてください。

大阪市内の物件は今後も安定した需要が見込めますが、ローカルエリアには入居率の低い物件もあります。そのような物件に対しては、より多様な入居者ニーズへの対応力を強化したいと考えています。

また、売買事業は5〜6年前から展開する、弊社の第3の柱です。相続物件等を手放したいオーナー様から良い条件で物件を買い取り、自社での保有やリニューアルによって再起を図る事業にも注力していきます。そこで売買事業の認知度アップと、情報配信による売買機会の創出が不可欠ですが、その際も「GMO賃貸DX オーナーアプリ」が役立つかと思います。

「GMO賃貸DX」のような不動産プラットフォームやアプリの導入をお考えの皆様へ、アドバイスをお願いします。

どの管理会社も、抱える悩み・課題は似ているかと思います。オーナーさんとのコミュニケーションが希薄になって、管理が切れたりトラブルにつながったりすることもあるでしょう。そのような部分では「GMO賃貸DX オーナーアプリ」のような対策は必要かと思います。そして、あくまで私の25年の業界経験においてですが、GMO ReTechのようにサポート体制が充実し、しっかり伴走してくれるサービスを利用した方が、結果は良いと感じます。

近年は、不動産業界のDX化を推進するサービスが増えてきました。新しいサービス導入に抵抗があるかもしれません。アナログ業務を完全に無くすことも難しいと思います。しかし、変化を恐れずトライアンドエラーを重ねながら、積極的にDXに取り組み両方のいいとこ取りをしてくことが不動産業界全体の成長にも繋がるのではないでしょうか。

会社紹介

タカラレンタックスグループの株式会社レンタックスは、1989年に設立された大阪市東淀川区を拠点にする不動産管理会社です。同社は「未来のリフォームを共に学ぶ」を目標に、建築デザインやリフォームを学ぶ中央工学校の学生を迎え、リフォームの新デザインを募集する企画「Deco Roomコンペティション」を開催しています。これにより、オーナー様の空室対策や入居者様への快適な住環境の提供へ貢献しています。

■会社名
株式会社レンタックス
https://www.rentax.co.jp/

■所在地
大阪市東淀川区豊里2丁目25-8 プール・トゥジュール ラ フルーレ オフィス棟2F

■電話番号
06-6990-7023

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