導入事例インタビュー

「迷わずやる」でアナログ業務を削減。「GMO賃貸DX オーナーアプリ」の導入により、業務効率化とともにオーナー様への更なる価値提供へ。

2024年9月13日

東京と大阪の2都市に本社を構え、賃貸マンションの管理を業務の軸とし、売買・仲介・リフォームなどの総合的な不動産サービスを提供する株式会社エステートトーワ。

オーナー様へ質の高いサービスを提供するために、「GMO賃貸DX オーナーアプリ」を導入しました。アプリの導入により社内業務の効率化が進み、オーナー様の満足度の向上が新規物件の獲得にもつながったという同社に、アプリ導入の経緯や取り組みについてお伺いしました。

「人間力成長企業」の企業理念に基づき、人間力を育てることで高品質サービスと高入居率を実現。

まずは賃貸管理の特徴や運営体制について教えてください。

当社の賃貸管理の特徴は、オーナー様とテナント様の双方に対するきめ細やかなサポート体制です。オーナー様の大切な資産を円滑かつ効率的に運用できるよう、管理業務に注力しています。賃貸管理の専門集団として、時代のニーズを先取りした高品質なサービス提供を目指しています。

高い入居率や高品質なサービス提供は、どのように実現されているのでしょうか？

エステートトーワ

不動産という大切な資産を取り扱うには、安心して取引ができる企業の永続が不可欠です。そのため、経済的な安定性、競争力、市場変化や環境変動に適応する能力が求められます。これらを実現するために、優れた人格を持つ社員を育成することを第一義とし、企業理念に「人間力成長企業」を掲げ、従業員のスキル・知識・態度・行動の育成に力を入れています。

また、地域担当制を導入し、各担当が地域に密着した管理業務を行っています。社員がオーナー様やテナント様と真摯に向き合い、課題解決に取り組むことで信頼関係を築き、結果として年間平均97.5％という高い入居率と⻑期的な関係を実現しています。

オーナー様との⻑期的なパートナーシップを築く中で、大切にしていることはありますか？

オーナー様との⻑期的な関係を築くうえで、私たちが最も大切にしているのは「誠実さ」と「透明性」です。オーナー様の信頼は私たちの最大の財産であるため、リーシングや定期的な報告、市場状況に応じたアドバイスを通じて、信頼を深める努力を惜しみません。短期的な利益にとらわれることなく、オーナー様にとって真に価値のある提案を続けています。

最近の不動産市場のトレンドを教えてください。

東京に比べれば大阪は緩やかな傾向ですが、建築費の高騰により新築の賃料が上がっており、築浅物件はより賃料を上げたいという要望が増えています。少しでも賃料を上げられるように、入退去の入れ替え時には設備を充実させることで付加価値を付けるなどの提案をさせていただいています。

管理業務を紙ベースからデジタルへ。「GMO賃貸DX オーナーアプリ」で業務効率化を目指す。

「GMO賃貸DX オーナーアプリ」導入前に、業務の中で抱えていた「課題」はありましたか？

オーナー様を含む社内外の情報共有がスムーズに行えていないことが課題でした。特に紙ベースでのやり取りが中心だったため、情報の即時性や正確さに限界を感じていました。これにより、業務効率が大きく損なわれ、オーナー様に対して十分なサービスを提供できていないという悩みを抱えていました。

このような課題を解決するためにアプリの導入を決意しました。導入当初はオーナー様と社員がアプリに馴染めるか懸念事項もありましたが、操作性がシンプルで理解がしやすかったこともあり、使い始めてみるとスムーズに受け入れられたと感じています。

数あるアプリの中でも、「GMO賃貸DX オーナーアプリ」を選んでいただいた理由をお聞かせいただけますか？

視覚的にわかりやすい点が最大の理由です。
スマホ・タブレット・パソコンと、どの端末でも見やすく、操作も比較的わかりやすいです。これならご年配のオーナー様にも使っていただけると感じました。
基幹システムとのスムーズな連携ができる点もとても大きなポイントでした。

また、他社よりもサポート体制が充実しており、何か問題が発生した際に迅速で的確なサポートが受けられる点が導入の決め手になりました。GMO ReTechのカスタマーサクセス担当の方がとても親切で、こちらのニーズを理解し、迅速に対応していただけたおかげで運用がスムーズに開始できています。

いつどこにいても一目で情報がわかり、オーナー様にも好評を得る。

「GMO賃貸DX オーナーアプリ」導入に際してオーナー様からの反応はいかがですか？

オーナー様からは、収支情報がいつでもどこでも一目でわかる点が非常に好評で、「管理が楽になった」との声を多くいただいています。特に『ワークフロー機能』は好評です。以前はFAXやメールで承認を得ていましたが、アプリではどこにいても即座に確認できるため見積書の発注承認時間が短縮されました。確定申告の書類整理もアプリで行えるため、年度末にはさらに便利さを実感していただけるのではないかと期待しています。

これまで「昨年の何月分だけ報告書がないので送付して欲しい」とオーナー様からご連絡をいただいていましたが、今では「アプリで確認してみてください」と伝えることができます。「外出先でいつでも情報を確認できてとても便利です」と非常に喜んでいただけています。書類の整理・管理がアプリに置き換わるため、特にご年配のオーナー様は楽になっていると思います。

現在は運用開始から1年3カ月が経過し、オーナー様のアプリ導入率は約60％です。年内には70％を達成できると予想しています。

「GMO賃貸DX」を導入したことでどのような効果を感じていらっしゃいますか？

管理会社では担当者の入れ替わりが多く、それはオーナー様も懸念される点だと思いますが、「GMO賃貸DX オーナーアプリ」を活用することで、前任者の報告履歴が残り、「言った・言わない」のトラブルを回避できています。

また、収支報告や情報の即時性が向上し管理業務全体の効率が飛躍的に向上しました。

年内には月次報告書の郵送を廃止する方向で検討しています。月次報告書は事務方が印刷して誤字脱字を確認し、封入するため大変な作業時間がかかります。全棟分の作業をアプリに置き換えることで、郵送の部分だけでも月100時間程度が削減できるはずです。効率化により生み出した時間は、リーシング等の業務に回せることを期待しています。

アプリ導入で信頼が深まり、新規物件管理も増加。今後は建物診断レポート機能の活用も。

導入前は予想していなかったけれども、運用開始後に感じたアプリの意外なメリットなどはありますか？

法人オーナー様の場合、窓口のご担当者様だけではなく関係部署の方々もいらっしゃいます。「GMO賃貸DX オーナーアプリ」は1つのアカウントで共通ログインが可能なため、関係者全員が情報を確認できるメリットがありました。同様に、当社でも営業やリフォームなど部署間の連携がスムーズになりました。

予想外だったのは、アプリを導入したオーナー様から新規物件の管理を任されることが増えた点です。アプリによって信頼がさらに深まった結果だと分析しています。また、簡単な調べ物ならすぐにアプリから確認できるのは非常に良いですね。

さらに、オーナー様と社員のチャット内容を確認できるため、「どのような報告をしているのか」がわかるのも大きなポイントです。

今後、活用していきたい機能はありますか？

『建物診断レポート機能』を活用していくつもりです。建物の老朽化対策や資産運用計画に有効に活用できると考えています。
ベストなタイミングで修繕工事の提案を行うことで、オーナー様にとってさらなるメリットを提供できるのではないでしょうか。

入居者様向けサービスのDX推進でさらなる価値を創出し、資産運用の効率化を見据える

「GMO賃貸DX オーナーアプリ」に限らず、DXを進めていきたい業務があれば、お聞かせください。

入居者様向けのサービスでもDXを進めていきたいと考えています。電子契約、更新契約、入居者様の修理依頼管理などのデジタル化を進める予定で、「GMO賃貸DX 入居者アプリ」の導入も視野に入れています。徐々に進めていく予定ですが、DXによって1日でも早く契約が完了することはオーナー様にとって大きなメリットとなるはずです。

「GMO賃貸DX」を総合的に活用し、オーナー様に対してより価値のある資産運用の提案を行いたいと考えています。データを活用した最適な運用が可能になることを期待しています。